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【スポーツ異聞】NBAデビューの渡辺雄太、バスケ界の「野茂」になれるか

サンズ戦で途中出場しNBAデビューを果たした、グリズリーズの渡辺雄太(左)=10月27日、米メンフィス(AP)
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 米プロバスケットボールNBA、グリズリーズの渡辺雄太(24)が10月27日、NBAデビューを飾った。本拠地テネシー州メンフィスで行われたサンズ戦に最終第4クオーターの途中から4分31秒、出場し、2得点2リバウンドを記録した。

 過去、日本選手でNBAでプレーしたことがあるのは2004年、当時サンズにいた田臥勇太(現・栃木)のみで、史上2人目の快挙。米メディアも早くから渡辺の存在に注目し、今年7月にはワシントン・ポスト紙が「日本では『選ばれた1人』の渡辺雄太は日本で2人目のNBA選手になれるか?」との見出しで、特集を組んでいる。

 期待通りに、晴れて日本2人目の選手になった渡辺に出場のチャンスがめぐってきたのはパーソンズやグリーンら主力に故障者が相次いだという理由があったからだ。渡辺はグリズリーズの下部チーム、ハッスルに所属しながら、NBAに45日間昇格し、出場が可能な「ツーウエー契約」を結んでいる。もともと、契約そのものがNBAへの昇格は限定であり、今のままでは定着は難しい。

 試合後のインタビューで渡辺が「あくまでスタートラインに立っただけだという気持ち」と冷静に語っていたように、今後、下部リーグで活躍することでアピールし、本格的な契約を結ぶ必要がある。

 バスケットボールには他にも日本男子の若手有望株がいる。日本代表で全米大学体育協会(NCAA)1部の強豪ゴンザガ大3年生、204センチの八村塁(20)も近い将来、NBAへ進むのは間違いないといわれる逸材だ。NBAのドラフトで1巡目指名の可能性すらあるとされるほどだ。

 日本国内もプロリーグのBリーグでバスケットボールの競技レベルが上がりつつある。

 いまや多くの日本人選手が大リーグで活躍しているが、最初はさまざまな困難を乗り越えて、野茂英雄投手が名門ドジャースで活躍、トルネード旋風を巻き起こしたことから始まった。

 渡辺、あるいは八村は果たして野茂のような存在になれるのか。2人の活躍次第で、NBAが日本人にとってより身近になる可能性もある。

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