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【ラグビー通信】若くても老獪だったNZに完敗の日本、イングランド戦で巻き返しへ

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 一方、SH田中(パナソニック)の「67」を筆頭に、15人がキャップ数2桁に達していた日本は戦前、この点に付け入る隙があるとみていた。フランカーのリーチ主将(東芝)は「相手はテストマッチの経験が少ないので、どんどんプレッシャーを与えたい」と気合十分だった。だが蓋を開けてみれば、老獪(ろうかい)なプレーをみせたのはNZ。特に密集でのボール争奪戦では、プロップ稲垣(パナソニック)が「グレーゾーンの絡み方」と表現する反則すれすれのプレーで日本の生命線となる素早い球出しを封じたり、日本からボールを奪ったりする場面が相次いだ。

 主審に反則ではないかと再三アピールしたリーチ主将が「なかなか予想通りにいかなかった」と唇をかんだように、笛の傾向も把握した上で練られた高等戦術だったようだ。

 そもそも人材豊富なNZの場合、実力が代表キャップ数に必ずしも反映されない面がある。その典型がSOモウンガだ。SR2連覇中のクルセイダーズで司令塔を担う24歳だが、代表では世界最優秀選手に2度輝いたB・バレットの陰に隠れ、キャップ数は日本戦でようやく「6」。「オールブラックス」の水準で戦える選手はいくらでもいるようだ。

 さまざまな面で差を感じずにはいられないが、それでも、効率よく攻め、トライを量産する世界最強軍の強みを体感できたのは、同様のプレースタイルを掲げる現日本代表にとっては貴重な経験。稲垣は「やりたい最高峰のプレーをやられた。逆にいうと、あれをわれわれがやりたい」と力を込めた。

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