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翻弄される「姉妹都市」…大阪だけの問題じゃない

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 例えば、サンフランシスコのベイエリアにある3空港の性格付けにも、関西、伊丹、神戸の将来像のヒントを見いだせると思う。サンフランシスコ空港は国際ハブ、シリコンバレーに近いサンノゼ空港はITビジネス、近郊のオークランド空港は国内線と、うまく棲み分けられている。

 都市政策においては、こうした未来志向も大切なのではないか。

「慰安婦」「捕鯨」が翻弄

 それでも、今回の解消は仕方なかった。大阪市の吉村洋文市長は10月2日、サンフランシスコ市が慰安婦を「性奴隷」と記した碑文や像を公共物化(市有化)したことをめぐり、サ市に姉妹都市提携の解消を通知する書簡を送ったと明らかにした。

 吉村氏は、市有化しないよう申し入れ、書簡を送っていたが、期限までに返事がなかった。両市の関係は昭和32(1957)年の提携以来61年の歴史があり、吉村氏にとっては苦渋の決断だったにちがいない。だが、不確かな主張を真実であるかのように記した公共物を放置すれば「国際社会に誤ったメッセージを発信する」という危機感もあった。何よりも返事すらないサ市の姿勢は非礼だった。

 慰安婦の問題をめぐっては、米国で初めて公共の場所に慰安婦像を設置した同じく米カリフォルニア州のグレンデール市の対応に姉妹都市の大阪府東大阪市も苦慮する。同市は「国政の懸案事項」として設置自体は静観するが、グ市のホームページに東大阪市が慰安婦像の設置に賛同したかのように読める記載があることには抗議。4度にわたり修正や削除を求めたが、現在も改められていない。

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