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【EXPO’70秘話 太陽工業の挑戦(下)】1万平方メートルの屋根膜 アメリカ館

アメリカ館の膜を畳むため、たぐりよせる作業員ら(太陽工業提供)
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 大阪で昭和45年に開かれた国際博覧会(大阪万博)のパビリオンのために、多彩な膜面構造物を製造した太陽工業(大阪市淀川区)。当時、製造課長・生産技術課長として指揮を執った薮野正年元専務(77)は、現在のドーム球場の原型ともいえる巨大な膜面構造物による「アメリカ館」に挑んだ様子を振り返った。(栗川喜典)

弁当箱内で風呂敷作り

 万博期間中、宇宙船アポロや「月の石」の展示などで大人気だったアメリカ館だが、その形状も来場者の度肝を抜いた。長径142メートル、短径83・5メートルの楕円(だえん)形をした約1万平方メートルの膜面をガラス繊維に塩化ビニールをコーティングした生地で作り、屋根とする構造。太陽工業枚方工場(大阪府枚方市)の有効スペース約1100平方メートルの約9倍だけに「弁当箱の中で風呂敷を作るようなもの」(薮野さん)で、これも自走式の溶融接着機器を開発して1枚ものの製造がスタートした。

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