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【EXPO’70秘話 太陽工業の挑戦(上)】厚さ4ミリ生地で富士グループ・パビリオン

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 当時27歳、「テントのことも分からないし、万博がどんなものになるかも分からない」(薮野さん)状態での挑戦。編成された46人の約8割は中途採用者や新入社員、移籍者などテント製造の未経験者で、平均年齢22歳未満の“素人集団”。それも「無知ゆえ、怖いもの知らず」(薮野さん)だったという…。

コンベヤーベルト並み

 与えられた1年あまりの期間で、阪神甲子園球場5個分以上にもなる延べ20万平方メートルの生地を使い、パビリオンや休憩施設など大小含めて1216もの膜面構造物を作り上げねばならなかった。約100社・団体にも上る納入先のうち、最初に取りかかったのが、ビルの10階に相当する高さ31・5メートルの幌(ほろ)馬車のような外観が印象的な富士グループ・パビリオンの膜だった。

 直径4メートル、長さ78メートル、重さ4トンのチューブ状の膜面構造物を16本作り上げて現地で組み立てるのだが、膨らませるときの高い気圧にも耐えられるよう、ビニロン織布にポリ塩化ビニールと(ゴム素材の)ハイパロンをコーティングした生地はコンベヤー用のベルト並みの厚さ4ミリにもなった。

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