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【安倍政権考】安倍晋三首相 欧州歴訪でみせた対北包囲網づくりの手腕 

アジア欧州会議(ASEM)の開幕セレモニーを前に、各国首脳と握手をする安倍晋三首相(右)=10月18日、ブリュッセル(代表撮影・共同)
アジア欧州会議(ASEM)の開幕セレモニーを前に、各国首脳と握手をする安倍晋三首相(右)=10月18日、ブリュッセル(代表撮影・共同)
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 安倍晋三首相(64)が16~20日の欧州歴訪で巧みな外交戦術を見せた。ベルギー・ブリュッセルで開かれたアジア欧州会議(ASEM)首脳会議は、北朝鮮に対して「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」を求める文言を盛り込んだ議長声明を採択した。北朝鮮の制裁緩和を目指す中国・韓国の影響で調整は難航したが、安倍首相は北朝鮮の非核化を重視するフランスやドイツを抱き込み、CVIDの明記を押し通した。

 「朝鮮半島の非核化に向け、国際社会が結束して国連安全保障理事会決議を完全に履行することが必要だ」

 安倍首相は19日のASEM首脳会議でこう述べ、各国首脳に北朝鮮問題に連携して対応するよう呼びかけた。首脳会議は北朝鮮にCVIDを求め、安保理決議の完全な履行を通じた問題解決を支持したうえで、拉致問題にも言及する議長声明を採択して閉幕した。

 「議長声明をめぐる交渉では、北朝鮮問題のところは簡単ではなかった」

 日本政府関係者はこう明かす。首脳会議では、北朝鮮への圧力を維持し、拉致、核、ミサイル問題の包括的な解決を目指す日本と、制裁緩和に前向きな中国や、南北関係の改善に重点を置く韓国の間で、声明の文言をめぐり激論が交わされたようだ。

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