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【いざ東京へ】競泳・池江璃花子、世界女王との合同合宿の狙いは「ぶち抜く」

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池江璃花子(左)とリオデジャネイロ五輪金のショーストロム(右)=(共同)
池江璃花子(左)とリオデジャネイロ五輪金のショーストロム(右)=(共同)

 「東京五輪まであと2年。本当に良いタイミング」。10月15日、羽田空港から飛び立つ競泳女子のエース、池江璃花子(ルネサンス)の表情は喜びと興奮に満ちていた。トルコの施設で、2016年リオデジャネイロ五輪100メートルバタフライ金メダリストのサラ・ショーストロム(25)=スウェーデン=との合同練習が実現。池江が「奇跡」と表現するほど、競泳界では異例な世界女王との武者修行になる。

 ショーストロムは、50、100メートルのバタフライと自由形で計4つの世界記録を持つ。同じ種目を主戦場に置く池江にとって「一番尊敬している選手」であり、「東京で金メダルを取るのなら、絶対に勝たないといけない相手」という最大の“壁”だ。

 そんな相手との願ってもない合同練習の機会が実現したのは、人のつながりがあってこそだった。

 池江は今春、中学1年から指導を受けていたコーチの下を離れ、5月から新たに三木二郎コーチとタッグを組んだ。2000年シドニー、04年アテネ両五輪に男子個人メドレー代表として出場した元トップスイマーだ。

 6月に三木コーチにインタビューした際、16年3月から2年間、英国でのコーチ留学でショーストロムのコーチと交流を深めたこと、そして、合同練習の計画が進んでいることを明かしてくれていた。池江が三木コーチに師事し、そして三木コーチの人脈があってこその強化プランだった。

 三木コーチによると、実際にショーストロムが取り組んでいる練習メニューを国内で池江に課すと、池江の方が断然に速い記録で練習をこなすという。それを本人に伝えても、「『そうなんですか?』と、ボヤッとしたイメージしか沸いていない」といい、「実際に隣で泳いで(ショーストロムを)ぶち抜いたら、自信になると思う」とにやり。ズバリ、それが狙いだ。

 滞在期間は約2週間。池江は「世界のトップスイマーが普段、どれくらいのスピードで泳いでいるのか興味がある。自分の目で色んなものを吸収して、疑問に思ったことをどんどん聞いていきたい」と、トルコへ向かった。世界女王との心の距離を縮める日本土産もスーツケースに詰め込んで。

 間もなく帰国する彼女の口からはどんな言葉が飛び出すか。楽しみに待っている。(運動部 西沢綾里)

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