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【プロ野球通信】日本ハム・清宮幸太郎が振り返る、激動の1年

【ソフトバンクー日本ハム】八回 バットを折られ内野ゴロに倒れる日本ハム・清宮幸太郎=ヤフオクドーム(門井聡撮影)
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 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでソフトバンクに敗れ、2年ぶりの日本一の夢がついえた日本ハム。ドラフト1位の清宮幸太郎内野手(早実高、19)にとって初めての舞台となったCSは、1打席のみで終わった。レギュラーシーズンの開幕前には体調を崩して出遅れながらも、7本塁打を放つなど長距離打者としての片(へん)鱗(りん)も示した1年。CS終了直後、清宮は激動のルーキーイヤーを自らの言葉で振り返り、2年目の飛躍を誓った。

■「力不足」のCS

 清宮にとって、それは勝負の厳しさを知る無情の光景だった。

 1勝1敗のタイで迎えたCSファーストステージ第3戦。3点を追う九回2死一塁で、田中賢介内野手の打球が二飛に倒れると、ネクストバッターズサークルで代打待機していた清宮は、唇を真一文字に結んだ。激動だった入団1年目のシーズンが終わりを告げた瞬間だった。

 入団1年目で初めて経験したCSは、第1戦の八回に代打で二ゴロに終わったのが唯一の出番となった。目の前で敗戦を見届ける結果に「自分の力不足。来年は信頼を得て、結果を残して、この舞台に帰ってきたい」。試合終了直後に報道陣の取材に応じた清宮は、自らに言い聞かせるように声を絞り出した。

 1年目の今季は、忸(じく)怩(じ)たる思いの中で船出した。公式戦開幕直前となった今年3月に「限局性腹膜炎」を発症。入院生活を余儀なくされた。それでも5月に1軍初出場を果たすと、デビューから7試合連続安打をマーク。大物ルーキーとして存在感を放った。

 ただ、清宮本人も「難しいことばかりだった」と振り返るように、ルーキーイヤーの今季は順風満帆とはいかなかった。夏場には利き腕である右肘の炎症のため、守備練習もままならなかった。1軍に定着はできず、2軍で過ごす日々が続いた。

■2年目へ「進化を」

 それでも、入団1年目の今季は、高校時代に慣れ親しんだ一塁だけでなく、左翼の守備にも挑戦。プロ野球選手として、自らの幅を広げるため貪欲に挑んだ。「打撃だけでなく、守備などでもいろいろなことを学べた。もっと高いレベルを目指さないといけないと思った」と力を込めた。

 レギュラーシーズンは53試合に出場し、打率・200、7本塁打、18打点だった。この数字には、決して満足していない。

 「(課題は)全部ですけど、まずはバッティング。しっかり振れるようにしたい」

 すでに来季への準備は始まっている。激闘のCSを終えて休む間もなく、清宮は宮崎県で開催中の秋季教育リーグに合流した。

 「このオフに(自分を)見つめ直し、やるべきことをやって、進化した自分で帰ってきたい」。19歳は成長の途上にある。(運動部 浅野英介)

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