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【スポーツ異聞】強豪パヤノを70秒KOで下した井上尚弥の“完成度”

パヤノからダウンを奪った井上尚弥(右)は勝利を確信して右こぶしを突き上げた。圧倒的な強さだった
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 世界ボクシング協会(WBA)バンタム級王者の井上尚弥(25)=大橋=が、初防衛戦となったワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)初戦で世界の度肝を抜いた。挑戦者で元WBA同級スーパー王者のフアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を1回1分10秒でKO。主要3団体の王者らが集結してトーナメント方式で争うWBSS制覇に最も近い“モンスター”をめぐる関心事は、もはやバンタム級最強かではなく、全階級最強かに移っている。

 パヤノを沈めたフィニッシュブローについて問われた井上尚は「最後のパンチは…」と切り出し、すぐに「最初のパンチでもあったんですけど」と付け加えた。勝利に要した1分10秒の間に放ったパンチらしいパンチは、左ジャブとKOパンチとなった右ストレートの2発だけだった。

 パヤノの意識をもうろうとさせた鮮烈な一撃を井上尚は「しっかり計算していたパンチでパーフェクトすぎた。パヤノ戦に関しては100点」と自画自賛。所属ジムの大橋秀行会長は「歴史に残るKOシーンだった。これから30年、50年たっても映像が流される」と舌を巻き、パヤノも「油断したわけではないが、パンチが見えていなかった」と脱帽するしかなかった。

 パヤノは2004年アテネ、08年北京の両五輪に出場するなど400試合超のアマチュア経験があり、プロ転向後も井上尚戦前までの戦績は21戦20勝(9KO)1敗。WBAスーパー王者時代は、元世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級王者で「ゴッド・レフト」(神の左)の異名を取った山中慎介も統一戦を熱望した実力者だ。

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