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【近ごろ都に流行るもの】「まち工場跡」 残す下町の原風景

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 東京23区最大の工場集積地大田区。昭和58年の最盛期の9177社から平成26年には3481社と半数以下に減っているが、地域の観光資源としても期待されている。大田観光協会は5年前、まち工場跡を使ったモノづくり発信施設「くりらぼ多摩川」を開設。まち工場巡りツアー「おおたオープンファクトリー」を11月17、24日に予定している。

 そんな同区西糀谷にある「ギャラリー南製作所」に足を踏み入れると、淡い機械油のにおいがした。コンクリートの床のザラリとした感触、鉄骨組みの天井に蛍光灯。時が止まったようだ。

 「ここが一番落ち着くんです」。オーナーの水口(みなくち)恵子さん(58)が出迎えた。父の南基次郎さんが昭和33年、一代で築いた自動車部品工場。最盛期20人の工員を抱えていたが、時代の波には抗えず先細った。だが、基次郎さんは1人になっても「体が動く限りは」と86歳まで黙々と仕事を続け、5年前に88歳で亡くなった。

 その2年後。1人娘の恵子さんは120平方メートルの工場をそのままギャラリーにした。

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