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【びっくりサイエンス】ランを滅ぼす小さな脅威 種子を食い尽くすハエの被害が全国で深刻化

ランミモグリバエが花にとまっているキンラン(設楽拓人氏提供)
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 種類ごとに多様な形の美しい花をつけるため、古くから世界中で愛されてきたランは多くの種類が絶滅の危機に直面している。原因はこれまで、人気ゆえの乱獲や土地開発による自生地消失と考えられていた。だが、最近の神戸大などの研究により、小さなハエの幼虫が種子の大半を食い尽くし、追い打ちをかけていることが分かってきた。

日本のラン科植物は7割以上が絶滅危惧種

 ラン科の植物は現在、2万種以上が確認されている。栽培種も人気が高いが、愛好家が珍重するのは野生種だ。種類ごとに花の色や香り、形が違い、新たに発見された種類は高額で取引される。未知のランを探し当てることで報酬を得る「ランハンター」もいるという。

 日本では1970年代にラン科のエビネ属植物が大ブームとなり、乱獲されて個体数が激減した。こういった背景や土地開発の進展により、日本に自生するラン科植物のうち、実に70%以上が環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。

 そこで研究チームがラン科植物の繁殖状況について詳しく調べたところ、「ランミモグリバエ」という体長3ミリほどの小さなハエが種子づくりを妨げる問題が近年、全国各地で深刻化していると報告されていることが分かった。

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