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アカデミー賞の前哨戦 世界が注目のトロント国際映画祭 日本での存在感がイマイチなのはなぜか

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 毎年9月にカナダ最大の都市トロントで開催される「トロント国際映画祭」は、米アカデミー賞有力作が並ぶことから世界で注目される映画祭だが、どうも日本での知名度は今ひとつだ。第43回の今年など日本から長編5本が出品されたにも関わらず、映画関係者は冷めていた。いったい、なぜなのか。

トロントは枯れ野原

 トロント国際映画祭から帰ってきた映画配給会社の幹部が、なんだか浮かない表情だ。

 「100~150館規模の公開を想定した洋画を買い付けにいったのですが…」

 映画祭は、各国の配給会社にとって配給したい映画を見つけて公開の契約を結ぶビジネスの場。トロントで初お披露目となる作品も多いが、「どれもこれもとっくに手がついていた」とこの幹部はぼやく。

 トロントに注目する世界中の配給会社は、脚本段階で「これはアカデミー賞が狙える」と判断すれば、映画を見ずに片っ端から買い付けてしまうのだ。トロントは枯れ野原というわけだ。

 配給会社幹部によれば、「今年は特にその傾向が強かったような気がします」。

 今年、最高賞である「観客賞」に輝いた「グリーン・ブック」(ピーター・ファレリー監督)は、実際にアカデミー賞の呼び声高く、日本では大手のギャガの配給が決まった。

 「悔しいですが、“残りもの”を2本買い付けましたよ」。先の幹部のぼやきは続く。

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