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【国際情勢分析】「セックス依存症」は精神疾患…進む理解 性犯罪“逃げ道”の恐れも

9月23日、米男子ゴルフツアーで5季ぶりの優勝を果たしたタイガー・ウッズ選手。セックス依存症の治療に苦しんだとされるほか、多くのスキャンダルを経ての復活優勝となった=米アトランタのイーストレークGC(AP)
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 性衝動が抑えられない「セックス依存症」(性依存症)を治療する研究が米英などを中心に進んでいる。男子ゴルフのタイガー・ウッズ選手やビル・クリントン米元大統領ら著名人が依存症だったとされる中、米国の学会などでも精神疾患として認定されている。一方で、性依存症が疾患と認められることで、性犯罪者やセクハラの加害者の罪を軽くする恐れも指摘されている。(外信部 板東和正)

■人間関係を壊す病

 「数分間おきにセックスがしたくなった。もし、性行為ができないと気が狂って仕事どころではなくなった…」

 9月20日。産経新聞の電話取材に応じた米国人の女性看護師、エル・フィーマさん(仮名・28)は涙声でセックス依存症の症状を声を震わせながら振り返った。フィーマさんは今年6月、医師から依存症の診断を受け、治療に専念している。症状が出始めたのは仕事で致命的なミスをした昨年4月ごろ。精神的に落ち込むとポルノ映画を見たり、パートナーの男性に激しく性行為を求めたりするようになった。やがてフィーマさんは、パートナーとの関係だけでは満足できなくなり、出会い系サイトを使って毎晩、別の相手と一夜を共にした。

 仕事中もセックスのことが頭から離れなくなり、治療現場を抜け出して、病院のトイレで自慰行為をすることも増えたという。フィーマさんは「パートナーはおろか、職場の人間関係を壊すところまで追い詰められ、一時期は自殺も考えた。正直、認めたくはなかったが、セックス依存症の治療を受けようと決意した」と振り返る。

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