PR

ニュース プレミアム

【高論卓説】デジタル技術で社会問題・地球課題の解決を 小塚裕史氏

Messenger
現在の手作業による稚魚選別の様子。近畿大学水産研究所と豊田通商、日本マイクロソフトは、デジタル技術で稚魚選別作業の自動化を目指す(豊田通商提供)
現在の手作業による稚魚選別の様子。近畿大学水産研究所と豊田通商、日本マイクロソフトは、デジタル技術で稚魚選別作業の自動化を目指す(豊田通商提供)

 デジタル技術の発展はとどまるところを知らない。なかでも画像解析技術には目を見張るものがある。映像や画像の解像度が上がり、それに人工知能(AI)やビッグデータ解析の技術を組み合わせることで、適用できる領域が大きく広がった。そして、これらの技術によって、社会問題や地球規模の課題を解決することが期待される。

 小型無人機ドローンは自動飛行が可能な無人飛行機であり、数年前に米アマゾン・コムが配達サービスの実験を開始したことで注目を集めた。最近は、農業分野でも欠かせない存在になりつつある。農薬散布だけでなく、作物の発育状況や害獣を取り付けたカメラで監視できる。ヘリコプターなどに比べて安価であることに加え、農業従事者を支援することで農業の生産性向上に寄与する。

 大規模施設の点検作業にも転用できる。工場設備をはじめ、道路や橋梁(きょうりょう)などを撮影し、劣化状況の点検調査、壊れた箇所の状況確認などに生かすものだ。人間が実際に行くのが難しい場所でも、比較的容易に点検することができる。熊本地震の際には、被害状況の調査に一役買った。

 アフリカでは、血液などの医療用品を運搬するために使われ始めた。道路舗装が進んでおらず、地上での運送には時間がかかりすぎる。地上輸送では数週間以上掛かっていた搬送時間を数時間に短縮でき、人道支援に貢献する。映像を使うことで、道路状況の確認や違法行為の摘発も可能だ。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ