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「逮捕するぞ!」 栃ノ心の故郷ジョージアでまさかの連行

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 【酒呑み鉄子の世界鉄道旅 国鉄に乗るジョージア旅(1)】 「写真を撮るな、逮捕するぞ!」 いつものように淡々と駅構内を撮影していると、すごい形相で近づいて来たのは、古めかしい制服を着用した、身長171センチの私でも見上げるほどの大男。ここはトビリシ駅。栃ノ心関の故郷として、日本でも一躍知名度を上げたコーカサスの国ジョージア(旧グルジア)の首都にある中央駅だ。(写真・文/トラベルジャーナリスト 江藤詩文、取材協力/Grorgia National Tourism Administration

クラ川の両岸に広がるトビリシ市内。美しい景観を一望するロープウェイが名物だ
クラ川の両岸に広がるトビリシ市内。美しい景観を一望するロープウェイが名物だ

 怒鳴り声はロシア語だったので、ロシア語がまったくわからない私は、後で何を言われたか理解した。正確に表現すると、ロシア語が通じない私にイライラした彼は、勝ち誇った憎々しげな表情で手首を交差させ、カメラを取り上げようと手をかけたのだ。いきなり何すんだ、こいつ。

生来の性質がビビリなうえ、旅先では「安全第一」をモットーにしている私は、いつもならこんなとき、こちらに落ち度がなくてもヘラヘラ謝って逃げてしまう。けれども今回は別。旅行者にとっても親切な在日ジョージア大使館に、「旅行者が普通に入れるところで、無理な撮影をしなければ問題ない」とあらかじめ聞いていたのだから。

近代的なトビリシ駅。自動発券機で番号札を取り、順番に窓口に向かう。この写真を撮った直後にハプニングが
近代的なトビリシ駅。自動発券機で番号札を取り、順番に窓口に向かう。この写真を撮った直後にハプニングが

 事務所に連行される私を見て、通訳をしてくれていたジョージア人女性が慌てて駆け寄ってきた。事務所にいた大男の上司は、彼よりものすごく年下の若い女性。多少不自由とはいえ英語を話す。「嫌がっているお客様を写すのでなければ、駅や鉄道はもちろん自由に撮影していただいてけっこうですよ。ジョージアは観光で人気の国ですから」。笑顔でそう言った後、年上の部下をジョージア語でたしなめた。

いかにも観光地らしいインスタスポット。日本人にはまだあまり定着していないが、ロシアや中東、ヨーロッパでは人気の旅行先
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