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見通せぬ「待機児童ゼロ」 公園内や高架下にも保育園、「質」も課題

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 認可保育所などに申し込んでも入れない「待機児童」が今年4月1日時点で全国1万9895人(前年比6186人減)となり、4年ぶりに減少した。東京都など都市部で受け皿づくりが進んだ結果だが、保育需要は高まる一方で楽観はできない。希望の施設に入れないとの不満も渦巻き、保育士不足も深刻化している。政府が掲げる「平成32年度末までの待機児童ゼロ」の目標達成は、予断を許さない状況だ。(社会部 三宅陽子)

公園に保育所

 「誰が一番になるかな」「ヨーイ、ドン」。9月6日午前、東京都江東区の木場公園。かけ声を受け、子供たちが一斉に走り出す。腕を広げて待つ保育士の胸にゴールすると笑顔が弾けた。

 そんなにぎやかで広い公園の一角に今春、「MIWA木場公園保育園」が開園した。3階建ての施設には0~5歳の110人(同月1日現在)が通う。

 「外に出れば、自然豊かな公園で思う存分、遊び回ることができる。環境の良さは保護者からも喜ばれている」。同園を運営する社会福祉法人「みわの会」の笹田裕一理事(35)はそう胸を張る。

 こうした公園内保育所は政府が平成27年、国家戦略特区に限って解禁。木場公園内を含め、全国で17の保育施設が認定された。昨年6月には改正都市公園法が施行され、特区に限らず設置が可能になった。制度の活用もあり江東区は今春、待機児童を322人(昨春)から76人に減らした。

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