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【野口裕之の軍事情勢】自衛隊OBの提言であぶり出された中国の無体に目をつぶる「日本人」の正体

国会前で安全保障関連法案可決への抗議デモを行なう人たち=平成27年9月19日、東京都千代田区
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 「ディスる」とは「相手を否定・侮辱する」という意味だとか。12年近く毎週小欄を書いているとご賛同下さる読者も多いが、時にご批判も賜る。605回目の前回も「中国をディスる記事」との反発が書き込まれた。しかし、中国の軍事費は1988年比49倍、2007年比でも3倍に膨張している。科学・先端技術開発費といった「隠れ軍事費」を含めれば、安全保障上の“超常現象”と断じて差し支えない。

 国際社会を利己・独善的にカクハンし→軍事・経済・政治の各正面で中華秩序を構築→強制し始めた中国を「否定」するのは必然。「侮辱」はいけないが、国民・言論弾圧など数多の無体を働く中国を「否定」しない、できない無様は記者生命の終わりを意味する。

 けれども、我が国の政界・メディア・教育界・法曹界・経済界には、中国の無体に目をつぶる「日本人」が跋扈する。邦家の安保戦略の進化を阻み、国際スタンダードのはるか後ろをヨチヨチと歩く「国防途上国」を完成させんと謀る。

 公益財団法人《笹川平和財団》が10日に発表した《積極的平和主義実現のための提言I》に、我が国安全保障の無残な姿を改めて確認した。提言執筆者のほとんどは、現場と理論を深く学んだ旧知の防衛省・自衛隊OBで、筆者は提言内容のほぼ全てに賛同する。とはいえ、多くは「国防先進国」では「取組中か解決された問題」、あるいは「他国では考えられぬ問題」であった。提言執筆者の苦心惨たんに敬意を表すべく、一部を紹介し付言する。紙幅の都合で、主旨はそのままに編集を試みた。

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