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【クローズアップ科学】はやぶさ2、いよいよ本格探査へ 週内にロボット投下、岩との戦い始まる

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【クローズアップ科学】
はやぶさ2、いよいよ本格探査へ 週内にロボット投下、岩との戦い始まる

探査機「はやぶさ2」から小惑星「リュウグウ」に向け投下される小型ロボット「マスコット」の想像図(JAXA提供) 探査機「はやぶさ2」から小惑星「リュウグウ」に向け投下される小型ロボット「マスコット」の想像図(JAXA提供)

「挑戦的な作業」

 来月下旬には最大の任務である物質採取が始まる。機体を降下させ、底部にある筒状の採取装置が地表に触れた瞬間に弾丸を発射。舞い上がった物質を装置に取り込み、帰還用のカプセルに収める。

 初代はやぶさは採取を2回試みたが、プログラムのミスで着地や弾丸の発射に失敗し、ごく微量の物質しか持ち帰れなかった。今回はプログラムの確認を徹底するほか、弾丸が不発の場合でも、採取装置が地表に接触したときに舞う物質をキャッチできるように構造を工夫した。

 着地する場所は尾根が連なる赤道上。リュウグウはどこも岩だらけで平らな場所が見当たらないため、岩がなるべく少ない場所を選んだ。

 津田雄一プロジェクトマネージャは「比較的安全な場所だが、絶対ではない。岩が多く挑戦的な作業になる」と気を引き締める。機体が危険だと感知し、中断する可能性もあるという。

 岩場のリスクは小型ロボットでも同様だ。ドイツ航空宇宙センターの責任者は「不幸な場合、岩と岩の間に挟まってしまう恐れがある」と懸念する。

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