産経ニュース

「高利回り」の甘い罠…オーナー制度などトラブル続出 負債1000億円超「ケフィア」破産に何を学ぶか

ニュース プレミアム

記事詳細

更新


「高利回り」の甘い罠…オーナー制度などトラブル続出 負債1000億円超「ケフィア」破産に何を学ぶか

 加工食品製造事業のオーナーになれば高い利子を支払うとして出資を募り、多額の支払いを滞納している「ケフィア事業振興会」(東京都)と関連会社3社が東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。ケフィアは契約者の支払いが滞った状況でも勧誘を続け、未払い金を積み上げたとみられ、負債総額は3社と合わせて計1053億円、債権者は約3万人。高利回りをうたった出資事業が多額の未払い金を抱えて破綻し、トラブルとなるケースは後を絶たない。専門家は「投資には必ずリスクが伴う」とし、事前に企業の事業内容や評判を調べるなど自衛手段を講じるよう訴える。(三宅真太郎)

貼り紙の前に立ち尽くす契約者たち

 破産手続きの開始が決まった3日、千代田区の本社前には出資した契約者らが駆けつけた。ビル入り口に破産手続き開始決定を知らせる紙が貼られ、立ち尽くす人の姿もあった。

 3年間で500万円を出資したという埼玉県の女性(75)は、息子から「ケフィアが破産した」とのニュースを知らされ、慌てて駆けつけた。「電話を何度かけても出ないので、直接担当者に会うために来た」と話したが、入り口は閉ざされ、中に入れなかった。女性は「事業を手広くやっていたので安心していた。だまされるとは思わなかった」と漏らす。

 1千万円を出資したという男性(66)は「法律上の手続きが進んだことは前向きに受け止めたい」としつつ、「事業の実態が解明されることを期待する。少しでも多くお金を取り戻したい」と語った。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「高利回り」の甘い罠…オーナー制度などトラブル続出 負債1000億円超「ケフィア」破産に何を学ぶか

「ニュース」のランキング