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【大人の遠足】長野・塩尻「奈良井宿」 江戸時代の建築群、目の当たりに

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【大人の遠足】
長野・塩尻「奈良井宿」 江戸時代の建築群、目の当たりに

奈良井宿の沿道には、江戸時代の風情漂う町並みが広がる。往時の旅人の姿を彷彿とさせる=長野県塩尻市 奈良井宿の沿道には、江戸時代の風情漂う町並みが広がる。往時の旅人の姿を彷彿とさせる=長野県塩尻市

 江戸時代に整備された中山道には69もの宿駅があり、このうち11宿が木曽に置かれていた。中でも奈良井宿は、標高が1197メートルある鳥居峠の北側に位置し、11宿の中では最も高い宿駅として知られる。

 JR中央線の奈良井駅から宿内に向かうと、沿道の両側に立ち並ぶ老舗旅館やお土産屋さんなどが目に入る。大きな火災に見舞われたりしなかったので、かつての町並みが今に残り、色濃く漂う風情に包まれてそぞろ歩きをすれば、往時にひたっている感覚に陥るのではあるまいか。

くし問屋が一般公開

 沿道は約1キロ続いており、駅寄りから「下町」「中町」「上町」とに分かれている。上町には、くし問屋として栄えた「中村邸」が一般公開されており、当時の町屋に見られた建築様式の極みに触れられる。

 建物の表口には、板大戸(おおど)がしつらえられ、くぐり戸と呼ばれる小さな出入り口用の戸が備わっている。

 間口は3間2尺というから、それほどでもない。6メートルほどであろうか。ところが短冊状の奥行きは9間半あり、おおよそ17メートルある。これほど長細い構造だと、かつての居住者は薄暗いところでの生活を余儀なくされ、さぞ不便だったのではないか。そんな思いをいささか持った。

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