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【酒と海と空と】3年目の「辛口産経」造り(5) 酵母の踊りを夢想 ラピュタの城には感嘆

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【酒と海と空と】
3年目の「辛口産経」造り(5) 酵母の踊りを夢想 ラピュタの城には感嘆

宿根木のたらい舟に乗る記者(右)と体験者の山沢五月さん(中央) 宿根木のたらい舟に乗る記者(右)と体験者の山沢五月さん(中央)

 約10キロの米が入ったネットを水に漬けて吸水させると、今度はネットを持ち上げて水を切る。だが、その重みから何回も何回も続けていると、腕がプルプルしてくるのだ。また、ネットには取っ手などつかみやすいところのないため、次第に指の爪まで痛くなってきた。

 蔵人の高津知幸さん(23)の話によると、浸漬する時間にも左右されるが、水に漬けた後では20%ほど米が重くなってしまうとのこと。改めて酒造りは重労働だと実感した。ようやく全ての洗米と浸漬を終え、今日の作業は終了した。

ライトアップされた選鉱場

 さて、前々回の連載では、流刑地としての歴史を歩んだ佐渡の一面を書いたが、やはり佐渡といえば金山だ。昼間のドライブに味をしめた私たち体験者は、夕方、私が宿泊している旅館近くで待ち合わせると、夕日で琥珀(こはく)色に染まった真野湾を左手に、島の北西にある相川方面に向けて車を走らせる。

 実は記者は初日から、ことあるごとに蔵人の人たちに佐渡のおすすめスポットを聞いていたのだが、蔵人の瀬下さんが勧めてくれたのが、夜にライトアップされた北沢浮遊選鉱場(佐渡市相川北沢町)だった。

 昭和12年に建造された巨大な同選鉱場は、かつて大量の鉱石を砕いて金や銀を取り出し「東洋一」ともうたわれた。27年に閉鎖された後は跡地の一部がゴルフ練習場として使われた時期もあったが、今では多くの観光客が訪れる人気スポットだ。なお、今年のライトアップは10月末まで、午後7~9時に見ることができる。

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