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【酒と海と空と】3年目の「辛口産経」造り(5) 酵母の踊りを夢想 ラピュタの城には感嘆

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【酒と海と空と】
3年目の「辛口産経」造り(5) 酵母の踊りを夢想 ラピュタの城には感嘆

宿根木のたらい舟に乗る記者(右)と体験者の山沢五月さん(中央) 宿根木のたらい舟に乗る記者(右)と体験者の山沢五月さん(中央)

 産経新聞社が、佐渡の地域振興を支援しようと始まったオリジナル酒「辛口産経」の製造が今年で3年目を迎え、新潟支局の若手、入社2年目の太田泰記者が1週間、佐渡に泊まり込んで酒造りを体験した。その様子をリポートする連載もいよいよ終盤、5日目の朝は…。

午前の作業はあっさり終了

 7月17日。今日はいつもよりも遅い午前9時半の集合だ。最初の作業は、「辛口産経」の次の酒造りとなる仕込み4号用で使う酒母(酵母を大量培養させたもの)の麹を作るのだが、米の量自体はさほど多くない。いつものように、熱々の米を手で混ぜて温度を下げる「放冷」をし、その後は米を麹室に運び、米が固くならないうちに、またほぐす。

 「34度と35度…」。蔵人の瀬下要さん(35)が、米の塊にさした2つの温度計を見ながら読み上げる。すると、初日に体験者の1人の山本美広さんが「悪い魔法使いみたい」と評したように、杜氏(とうじ)の中野徳司さん(42)が、種麹を振りかける。そして、菌もまんべんなく均一になるようにこね回す作業を3回ほど繰り返した。「どっちも32度です」と温度計を見ながら瀬下さんが報告すると、中野さんが「よし」と合格を出した。

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