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胃がん死者数5年連続で減少 注目される「ピロリ菌除菌治療」 バリウムは廃止の動き

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導入進む「リスク検診」

 もっとも、厚生労働省がん疾病対策課は、死者数ではなく「年齢構成を補正した年齢調整死亡率」を基準としたうえで、「胃がんの死亡率は50年前から減少している。検診の普及や治療技術の進歩、ピロリ菌感染者の減少…などさまざまな理由が考えられる」とし、除菌治療の成果とする考えには否定的だ。

 同省のがん検診の指針では、胃がん対策として50歳以上に2年に1回のバリウムか内視鏡の検査を推奨するが、ピロリ菌検査は推奨していない。

 それでも、ピロリ菌検査の導入は、自治体や企業で独自に進んでいる。中でも、血液検査でピロリ菌感染と胃粘膜萎縮の有無を調べ、胃がん発症の危険度合いを調べる「胃がんリスク層別化検査(胃がんリスク検診)」を導入する自治体は29年度で277を数えた。これは、全自治体の16%にのぼる。

 NPO法人「日本胃がん予知・診断・治療研究機構」事務局長の笹島雅彦医師は「リスク検診で高リスクに分類された人が確実に内視鏡による検診を受ける。これが、胃がんの早期発見・治療につながり、さらなる胃がんの死者減が期待できる」と話す。

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