PR

ニュース プレミアム

【野口裕之の軍事情勢】「神対応」が「死に神対応」へと豹変する中国の途上国援助 対中債務一斉繰り延べで世界は平和になる

Messenger

 だが、設計・工事発注先や機器・機材購入先は中国企業限定。労働者は中国から引き連れ、援助額の10倍から十数倍もの収益を自国へと環流させている。ドイツ貿易・投資振興機関の2月のリポートも《一帯一路は不透明な法的枠組みで、政治的不安定国に狙いを付けている。中国国営銀行が後押しするプロジェクトの8割で中国企業が恩恵を受けた》と警告した。

 途上国・貧困国が中国の狡猾なカラクリ=「ヒモ付き」に気付いた時は手遅れで、高利を支払う羽目に。返済不能に陥ると「待ってました」とばかりに国土の一部=特区や港湾を巻き上げる。

 実際、スリランカが中国資本を借りて建設した港は経営に行き詰まり中国は昨年、借入金とバーターで99年間の運営権を取得。港は、今後1世紀の長きにわたり「中国の飛び地」と化す。英国は香港を99年租借した後、条約通りに返還したが、中国が契約を守るかは「?」。

 インド洋の島国モルディブも1600億~2200億円もの大金を借りたが返済が滞り、2019年中に中国への領土割譲が待ち受ける。モルディブを構成する島々の多くが地球温暖化→海面上昇で海面下に沈む危機にひんしている苦境も、中国の食指を動かした。南シナ海の岩礁を違法に埋め立て人工海上軍事基地群を造成し続ける「経験と実績」を、モルディブでも役立てるはず。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ