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【アフリカウオッチ】頻発する票操作疑惑→衝突 日本人が意識しない「信頼される選管」のありがたさ

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【アフリカウオッチ】
頻発する票操作疑惑→衝突 日本人が意識しない「信頼される選管」のありがたさ

8月1日、ジンバブエ・ハラレの野党、民主変革運動(MDC)の本部前で、支持者をたたきつける兵士ら(ロイター) 8月1日、ジンバブエ・ハラレの野党、民主変革運動(MDC)の本部前で、支持者をたたきつける兵士ら(ロイター)

 ロシアでは零下20度前後まで冷え込む冬場は、反政府デモの人出も少なくなる傾向がある。しかし、このときは極寒の中、首都モスクワで数万人が集結する大規模な抗議集会へと発展した。政治と距離を置きがちなロシア人の怒りが頂点に達したといえる。

 与党側候補に印をつけた投票用紙をスマートフォンで撮影し、翌日、職場で上司にそれを見せなければ解雇の危機にさらされる、という話も聞いた。秘密投票などあったものではない。

 かつてロシアの隣国ベラルーシの大統領選を取材するため、首都ミンスクに出張したときのことだ。投票開始後にホテルで記事を書いていたら、突然、「ルカシェンコ氏が他候補を圧倒している」というニュースが流れた。投票が締め切られる前に勝負が決まったと報じられては、誰も投票になど行くまい。

 ルカシェンコ氏は「欧州最後の独裁者」の異名を持つ。選挙は、体制側の圧勝だったという事実を作るだけのために存在している-といっても過言ではない。

委員長は誰?

 ロシアの選挙では、選管委員長が誰になるかに注目が集まるのが常だった。委員長が体制側の人物であれば、海外メディアはその時点から選挙の公平性に疑問を持ち始めたものだ。日本で選管委員長は誰か、などということを気にする人がどれだけいるだろうか。

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