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【経済デスク手帳】専門家もアタマを抱える 分かりにくい日銀「金融緩和修正」の狙いとは

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 「『アルゴリズム取引』を意識してタイトルを工夫したのではないかという説もある」

 アルゴリズム取引は、過去の事例などを基にコンピューターが自動で株式のほか、米ドルや円などの為替を売買する仕組みだ。1000分の1秒単位の超高速取引を繰り返し、「日銀が金融緩和の縮小に動くときは円買いドル売り」と判断するようプログラムされている場合が多いとみられる。

 現在、米国は政策金利の引き上げ(利上げ)を進めているが、日本は金融緩和を継続している。このため、ドルと円の金利差の広がりを意識した投資家が円を売ってドルを買う動きを強め、円安ドル高の基調が保たれている。ドル建て資産で運用する方が高い利回りを確保できるからだ。

 ところが、日銀の今回の修正が緩和の縮小と受け取られれば、一部の投資家は日米の金利差が小さくなると判断し、円を買い戻しかねない。このため、日銀はタイトルで、「強力な(Powerful)」「強化(Strengthening)」と強さを示す2つの単語で「金融緩和継続」の言葉を挟み、「アルゴリズムの機械的な反応で円高ドル安に振れないようにした」という憶測もささやかれている。

修正のたびに分かりにくく…

 筆者は平成26~28年の約2年、日銀の金融政策を取材したが、今回の修正は複雑すぎて理解に苦しんだ。専門家の間でも侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が続く。

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