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【びっくりサイエンス】女王が出すホルモンで母性アップ 働きネズミが子守役に大変身 ハダカデバネズミの謎解明

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 さらに、授乳終了後で本来はエストロゲンを含まない女王の糞にエストロゲンを添加し、働きネズミに食べさせたところ、同様に激しく反応。チームは、働きネズミは自分で合成できないエストロゲンを女王の糞から受け取り、母性を強めていると結論づけた。

 働きネズミが鳴き声に反応したのが産後期だけで、妊娠期に反応しなかったのは、糞から摂取したエストロゲンが脳に届き、効果を発揮するには一定の時間が必要で、タイムラグが生じたためとみられる。

厳しい環境で生き抜く手段を子育てに活用

 繁殖は女王、子育ては他の雌や雄という分業はハチやアリも行っており、これらの昆虫はフェロモンという誘因物質を使い実現している。だが、ハダカデバネズミはフェロモンを感知する器官が発達していない。

 ハダカデバネズミが暮らすサバンナは、半乾燥地帯で栄養源に乏しく厳しい環境だ。糞食の習性は、互いに栄養を再吸収するために始まったとみられているが、それだけではなく、糞に含まれるホルモンをフェロモンのように活用し、働きネズミに子育てをさせる合理的なシステムにも役立てていたらしい。

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