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【高校野球通信】金足農だけじゃない!! 53年前にもさわやか旋風 初出場初優勝の三池工が演じた戦い

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 銚子商のエースは、この年秋の第1回プロ野球ドラフト会議で東京(現ロッテ)に2位指名されて入団、通算112勝を挙げる超高校級右腕の木樽正明だった。だが、苦戦の予想された三池工ナインは堂々の戦いぶりをみせる。

 両チーム無得点で迎えた七回の攻撃で三池工は木樽のカーブに的を絞る。1死後、林田俊雄が遊撃内野安打で出塁。池田和浩は四球を選び、続く瀬川辰雄は三振に倒れたが、2死一、二塁から穴見寛がカーブを左前適時打し、ついに先制点をもぎ取った。

 さらに二、三塁から相手のバッテリーミス(記録はパスボール)で貴重な2点目を追加。エースの上田はゆったりとしたフォームからコーナーを突くカーブがさえ渡り、銚子商の強力打線にわずか3安打しか許さず完封。決勝の大舞台でジャイアント・キリング(大番狂わせ)を実現した。

 無名校のナインを猛練習で鍛え上げ、全国の頂点へ立った原監督は、「チームの和と、根性の勝利です。一人一人の力の結晶です。負けてもともと、欲はありませんでした」(同年8月23日付サンケイスポーツ)と涙をこらえながら喜びを口にした。

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