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みだらな言動、性的関係要求まで…介護現場の「ハラスメント」深刻 厚労省が初の実態調査へ

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みだらな言動、性的関係要求まで…介護現場の「ハラスメント」深刻 厚労省が初の実態調査へ

 同ユニオンが訪問介護従事者らに行った調査では、回答した約2400人のうち、約3割が利用者や家族からのセクハラを経験したと回答。受けたセクハラの種類(複数回答)は「不必要に個人的接触をはかる」が53・5%と最多となった。

 関係者を絶句させたのはその内容だ。寄せられた具体事例には「下半身を見せて」「キスさせて」といったみだらな言葉を浴びせられたほか、「訪問時に全裸で出迎えられた」「アダルトビデオを流された」といった訴えも。「介助中に体をなめられた」「利用者の息子に寝室につれ込まれ、体中を触られた」など深刻な被害も多く報告された。

 パワハラ経験者は回答者の約7割に上り、「大声で怒鳴られた」「契約外のサービスを要求された」などの内容が目立った。中には突然、顔を殴られたり、唾を吐かれたりといったケースもあっ

「我慢」強いる風潮

 こうした行為には認知症などの病気が影響を及ぼす場合などもあるとされるが、現場関係者の多くが「ハラスメントの発生原因」として指摘したのは、「介護従事者の尊厳が低く見られ、ストレスのはけ口になっている」という点だ。訪問先では利用者らと2人きりになる状況も多く、被害が発生しやすいとの声もある。

 ただ、こうした分析がなされていても「誰にも相談しなかった」と話す介護従事者は多い。上司らに報告したとしても対応してもらえず、変化がない状況が続くことも少なくない。

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