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【ビジネス解読】中国の「鉄道頼み」に危うさ 経済の〝アキレス腱〟過剰債務解消に逆行

北京南駅で出発を待つ中国の高速鉄道「復興号」=2017年9月(共同)
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 中国の「鉄道」頼みが復活した。米国との貿易摩擦の激化で経済の減速懸念が強まり、公共投資の拡大に転換。その柱とみられるのが鉄道の建設投資なのだ。だが、そこには中国のみならず世界経済を揺るがしかねない危うさが秘められている。

内需拡大を疑問視

 「中西部のインフラ建設を加速する」。7月26日、チベット自治区の鉄道建設現場を訪れた中国の李克強首相は、こう強調し、投資を拡大して沿海部との経済格差を縮めるべきだとの認識を示した。

 これに先立つ同月23日の国務院(政府)常務会議でも、李氏は内需拡大策としてインフラ投資の拡大を指示していた。

 さらに習近平総書記(国家主席)が同月31日に主宰した中国共産党の中央政治局会議は、今年下期に「積極的な財政政策」を堅持するとした上で、内需拡大と構造調整でより大きな役割を発揮しなければならないと指摘した。減税で企業の負担を軽減するほか、引き締め方針によって落ち込んだインフラ投資を再び活性化させるというのだ。

 その象徴ともいえるのが鉄道の建設投資だ。中国政府は、ここにきて2018年の同投資を当初計画から1割程度積み増し約8000億元(約13兆円)に上方修正したという。

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