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【魅惑アスリート】新五輪種目スポーツクライミングで“金つかむ” 野中生萌と野口啓代の女王争いが証明した力と課題

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 猫といえば、平昌五輪スピードスケート女子500メートルで金メダルの小平奈緒を思い出す。2014年ソチ五輪後に強豪オランダで留学中、1998年長野五輪金メダリストのコーチから「怒った猫のように両肩を上げなさい」と指摘され、上半身を立てることで骨盤が前に出るフォームに改造。「怒ったネコ」のニックネームで、世界のトップ選手からも一目置かれる存在となった。躍動的な動物の動きは、人間の運動能力を高めるヒントになっているようだ。

 ボルダリングについて、日本山岳・スポーツクライミング協会の安井博志ヘッドコーチは「毎回違った配置のホールドで壁を登るので、瞬時の対応力が問われる競技。高い直感能力と技術を持つ日本人に向いている」と指摘する。

 ただ、東京五輪で実施されるスポーツクライミングは、「ボルダリング」と、制限時間内に到達した高さを競う「リード」、登り切る速さを競う「スピード」の3種目の複合だ。リードとスピードで後れを取れば致命傷になる。

 野中と野口は昨季から、ほとんど手をつけていなかったスピードの課題に着手。今季からW杯にも出場し、複数種目をこなす体力面の強化に励んでいる。

 9月の世界選手権では、初めて複合が行われる。まさに東京五輪の前哨戦。野中は「ここで金メダルを取りたい」、野口も「3種目とも自己ベストを」と闘志を燃やしている。(運動部・西沢綾里)

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