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【映画「ボルグ/マッケンロー」】松岡修造さんに聞く(下)26歳で引退したボルグ…「彼は完全に孤独だった」

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伊達公子さんの孤独

 「そんなボルグにとってはルーティンと孤独さが彼の力であり支えだった。でもマッケンローに次の年(1981年ウィンブルドン男子単決勝)に破れたときに潰れてしまいます。彼の選択は辞めることしか考えられなかった。テニス人生においてこんな残酷なことはありません。僕の中でどうしても重なってしまうのが伊達公子さん。彼女も26歳で一度現役を引退しましたが、彼女の引退を聞いたとき、僕はどうしても理解できなかったんです」

 「なぜなら伊達さんは、当時世界一のシュテフィ・グラフにも勝てていた。世界ランクも4位まで上り詰めていた。グランドスラム(全豪、全仏、全英、全米の世界4大大会)を制覇するのも夢ではない、というときに引退という結論を出した彼女を、当時の僕は理解することができず、何度も彼女に『なぜなんだ!』と手紙を書き、必死に彼女の引退を引き留めていた。でも伊達さんもボルグのように引退を選択することしかできないほど、独りで苦しんでいたのでしょう。この映画を見て彼女のその時の思いをやっと理解することができました」

(WEB編集チーム 伊藤徳裕)

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