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「戦争花嫁」たちの戦い 偏見と差別に苦しみながらの戦後73年

米国内のパーティーに出席したアーノルドさん(左)と敦子さん(右)=1970年ころ撮影(Craft family提供)
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 先の大戦で進駐軍兵士と結婚して異国へ渡った「戦争花嫁」の子供らが、母親の生涯を映像で伝える活動を続けている。家族から敵国軍人と結婚した裏切り者と批判された上、渡航先では人種差別などに苦しみながらも、異国で自らの人生を切り開いた実母の生き方を記録することで、現在も残る誤解を払拭しようとしている。(植木裕香子)

自分の可能性にかけてみたい-

 「『戦争花嫁』と呼ばれることは恥でも何でもない」。日本在住の米国人ジャーナリスト、ルーシー・クラフトさん(61)が誇らしげに話す母、敦子・クラフトさん(88)は戦後、進駐軍の関連企業に勤めていたルーシーさんの父、アーノルド・クラフトさん=享年(94)=と結婚した「戦争花嫁」だ。

 そんな敦子さんら白人男性と結婚した戦争花嫁3人の過酷な半生を映画で描いた。タイトルは「七転び八起き -アメリカへ渡った戦争花嫁物語」。ルーシーさんと同じ境遇のジャーナリスト仲間2人と共同で制作し、平成27年に上演した際には話題を呼んだ。

 戦後73年。米メリーランド州ベセスタの米国立医学図書館などで活躍した敦子さんはどんな半生を過ごしてきたのか-。

 ルーシーさんによると、「女子英学塾」を前身とする津田塾大を卒業し、都内の中小企業に勤務していた敦子さんは昭和26年、英字新聞に「英語指導者を募集している」などと記載した広告を出した。これにアーノルドさんが応募したことが知り合うきっかけだったという。

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