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【赤字のお仕事】「割愛」するには「愛」を「割く」ような気持ちが必要です

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 「この手の話題は、中央銀行の独立性について曖昧なまま報道してきたマスコミ各社には耳の痛い話なので、報道では割愛されていたようだ」

 この文章では、「割愛」のことを、マスコミが自分に都合が悪い話を単に「省略した」「省いた」という意味で使っています。

 しかし、「割愛」という語の本来の用法とは違います。では、どのような意味が正解なのでしょう。また、なぜ「愛」を「割く」必要があるのでしょうか?

 まずは、辞書を調べてみます。

 《(1)愛着の気持を断ち切ること。思い切ること。(2)惜しいと思いながらも省略したり捨てたりすること。また、惜しいと思いながら、相手に贈ること》(『精選版 日本国語大辞典』、小学館)

 《惜しいと思いながら、思い切って捨てること。▽もと仏教語で、愛着の気持ちを断ち切ること》(『明鏡国語辞典 第二版』、大修館書店)

 このように「割愛する」は、本来、惜しいと思っているものを思い切って省略したり、捨てたりすることを指します。もとは仏教用語で、人や物に対する愛着、執着を断ち切ることを言うことが分かります。「愛着」を「割く」(切り捨てる)からこそ、「割愛」という表記になるのですね。

 ただ、職場の会議などでは、「詳しい説明は、時間の関係上割愛します」とか「以下の内容はさほど重要ではないので、割愛します」などといった言い方がよくされます。

 そう、冒頭の文例でも見たように、「割愛」という言葉、一般的には「省く」「省略する」といった意味のみで使われることが多いようです。

 それを裏付けるような調査もあります。

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