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【田村秀男のお金は知っている】地鶏の用心棒猫、地方創生での論戦望む

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 ボス鶏の権威は大変なもので、寝場所の鶏舎にボスが入らない限り、2、3位は外で待機するしかない。ハレム単位当たりの雌鶏二十数羽が生む卵はすべて有精卵だが、ボスのパワー入りだ。2、3位は雌達から拒絶されるし、嫌がる雌を追いかけようとしたら、ボスから半殺しにされるんだ。わしら猫族でもぞっとするほどのどう猛さなんだ。

 大自然の中で、野生本能そのままに生き、厳選された天然材料の餌を食べる土佐地鶏卵の味も滋養も評判上々だが、地元の悩みも深い。西さんのような地鶏の養鶏家がどんどん減っているんだ。高齢化が進む中で後継者が不足しているんだね。その結果、土佐地鶏のひなに対する需要が減り、ひな生産業者が廃業に追い込まれそうなんだ。せっかくわしらが無給、無休で用心棒を買って出ているのに、これじゃ先細りだと西さんたちが嘆いている。

 地方の問題は各地各様だろうが、後継者難は共通しているはずだ。9月の自民党総裁選では元地方創生担当相の石破茂さんが安倍晋三首相に挑戦するらしいが、それならきめ細かい創生策を打ち出して安倍さんにぶつけてほしいね。(産経新聞特別記者・田村秀男)

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