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【経済インサイド】世界最高の「顔認証システム」を東京五輪で採用 NEC復活の起爆剤となるか

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【経済インサイド】
世界最高の「顔認証システム」を東京五輪で採用 NEC復活の起爆剤となるか

2020年東京五輪・パラリンピックでNECが導入する顔認証システム=8月7日、東京都千代田区(宮川浩和撮影) 2020年東京五輪・パラリンピックでNECが導入する顔認証システム=8月7日、東京都千代田区(宮川浩和撮影)

 もちろん、競合他社も指をくわえてみてはいない。7月にはパナソニックが、成田など国内5空港から顔認証技術を使う入出国審査ゲートを計約130台、約16億円で受注した。

 カメラの前に一人一人立ち止まってもらい、静止画で本人確認する「積極認証」の場合は、雑踏の中を歩き回る複数の人を見分ける「非積極認証」ほど高度な技術は必要としない。

 パナソニックの場合、カメラやモニターも手がけており、システム一式を自前で提供できる点も強みとなる。

 ただ、東京五輪にからめて顔認証技術を用いた「パブリックセーフティ先進製品」をPRできるのは、同分野のゴールドパートナーであるNECだけだ。世界中の注目をビジネスチャンスへつなげるためにも、まずは大会の絶対的な安全確保が求められる。(経済本部 山沢義徳)

 顔認証技術 画像から人の顔を識別する「顔検出技術」と、検出した顔が登録済みデータと一致するかどうかを見分ける「顔照合技術」の組み合わせ。目の離れ具合、口や鼻の位置関係といった「特徴点」を精密に計測し、データベースと瞬時に照合する。

 生体認証には指紋や瞳を使う手法もあるが、顔認証は専用の読み取り装置を必要とせず、エラーが起きた際も警備担当者が目視で確認できる利点がある。

 NECの研究は40年以上の歴史がある。はがきなどの郵便番号を自動で読み取るための画像認識装置の開発から派生した。顔の向きや周囲の明るさが変わっても精度を保てるよう、人工知能(AI)による改良を進めている。

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