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【政治デスクノート】吉田茂も自民党総裁候補だった? 「戦わずして勝つ」は6人も…総裁選こぼれ話

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 小泉氏は3回目となった13年4月の総裁選で勝利した。前任の森喜朗氏(81)の任期満了に伴う同年8月の総裁選で無投票再選し、15年総裁選も当選。無投票を含め計5回立候補した。

 安倍首相は無投票を含め今回が4回目となる。これまでの3戦は全勝だ。複数の候補者による総裁選での最多勝は佐藤栄作氏の3勝で、安倍首相が今回勝てば並ぶことになる。

孫子の兵法を実践

 自民党の歴史の中で、総裁選を一度も戦ったことがないにもかかわらず首相に上り詰めたのは6人いる。

 昭和49年に首相に就任した三木武夫氏、51年就任の福田赳夫氏は裁定や話し合いで選ばれた。55年7月の大平氏急逝を受けて登場した鈴木善幸氏もそうだ。大平氏の残り任期を全うした上で同年11月の総裁選で無投票再選した。首相在任964日間は現憲法下で歴代10位の長さだった。

 62年に首相に就任した竹下登氏も総裁選を戦っていない。安倍首相の父・晋太郎氏、宮沢喜一氏とともに「ニューリーダー」と呼ばれた竹下氏は、前任の中曽根康弘氏(100)の指名で総裁に就いた。首相在任576日間で消費税導入などを実現した。

 残り2人は平成元年の竹下氏退陣を受けた宇野宗佑氏と、12年の小渕恵三氏の病気による退陣で登板した森氏だ。参院選に惨敗した宇野氏の首相在任期間は69日間、森氏は387日間だった。孫子の兵法「戦わずして勝つ」は理想だが、その結果はさまざまだ。 (政治部次長 酒井充)

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