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【iRONNA発】ボクシング騒動 山根前会長の横暴を許した「ムラ社会」 木村悠氏

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 ■選手ファースト

 誰からも頭を下げられる状況が当たり前のように続けば、当人も自分が絶対的な存在であると勘違いしてしまう。そう考えれば、山根氏の暴走を止められなかった周囲にも責任がないとはいえない。

 今回の騒動は、山根氏が辞任を表明したことで、一旦は収束するだろう。だが、会長が代わったところで現状の体制が見直されなければ、新たな「山根明」を生み出すだけである。組織第一ではなく、「選手ファースト」を重視した改革が必要だろう。

 まずは、上意下達や年功序列の慣習を取り払い、優秀な人材なら若くても理事に起用する。元プロ選手や日本オリンピック委員会(JOC)からも人材登用すれば、閉塞的な「ムラ社会」から脱却できるだろう。

 ボクシングに限らず、アマチュアスポーツは今、あしき体質が相次いで明らかになり、変革の時期を迎えている。2020年東京五輪を控え、選手の目線に立った組織運営に変え、競技に集中できる環境作りを進めなければ、到底世界には太刀打ちできない。むろん、筆者も可能な限り、協力していくつもりだ。

                   

 iRONNAは、産経新聞と複数の出版社が提携し、雑誌記事や評論家らの論考、著名ブロガーの記事などを集めた本格派オピニオンサイトです。各媒体の名物編集長らが参加し、タブーを恐れない鋭い視点の特集テーマを日替わりで掲載。ぜひ、「いろんな」で検索してください。

                   

【プロフィル】木村悠

 きむら・ゆう 元WBC世界ライトフライ級王者。昭和58年、千葉県生まれ。法政大卒業後、ボクシングジムに入門。商社に就職し、ボクシングと両立させながら、平成27年に王者となる。28年に現役引退し、現在は解説やコラム執筆、講演などを行う。プロ戦績は18勝3敗1分け。

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