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【びっくりサイエンス】カイコの高度な生き残り術 「天敵呼ぶ香り」封じて餌食べ放題

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 ハチやハエの仲間は嗅覚に優れ、微弱な香りも嗅ぎつけることができる。チームの一員である高林純示・京都大教授らが2012年に発表した論文では、最大70メートル離れたみどりの香りに誘因されたことが報告されている。そのため、植物にとってかなり強力な自衛手段となっているのだ。

植物の自衛策を封じヤドリバエを呼ばせない

 カイコの場合は、ヤドリバエが天敵だ。カイコの餌であるクワの葉が放出したみどりの香りに呼び寄せられたヤドリバエは、カイコの口の近くの葉に卵を産み付け葉といっしょに食べさせる。卵は体内で孵化し、幼虫を食い荒らして死なせる。だが、実際にカイコがヤドリバエの幼虫に寄生されるケースは多くない。それはなぜか。実はカイコは植物より一枚上手だった。

 研究チームがカイコがクワの葉を食べる様子を観察すると、カイコはクワの葉のかじった跡に、頭部にある糸を吐く器官である「吐糸口(としこう)」から液体を分泌し塗りつけていた。そこで、普通のカイコと吐糸口を除去したカイコにクワの葉を食べさせ、放出されるみどりの香りの量を比べた。

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