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平成最後の夏「鎮魂の8・15」靖国の1日を追った 「あの時代を知らなければ」と女子生徒も

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PM2:00

 大きな灯籠の付近で、写真撮影の人だかりができていた。旧日本陸軍などの軍服風の服を着た人々が囲まれている。どんな思いでこうした姿をしているのか。「当時はみんな何かしら、戦争という時代に関わっていたことを考えてほしいんです」。旧ドイツ陸軍のレプリカ服を着た、大阪市の会社員男性(59)が口を開いた。

 自身も、海軍兵学校出身の母方の祖父の弟が台湾沖で、ほかの親族がインドでのインパール作戦やサイパン島玉砕で戦死した遺族。「親族や知り合いをたどれば誰かは戦争で亡くなっている。みんな遺族。戦争は絶対起きてほしくない」ともちろん思っている。

 「ただ」と男性は続ける。「『バスに乗り遅れるな』とドイツとの同盟を求める声や東条英機首相を推す声は世論でも大きかった。政府が戦争を始めた、と単純化できない歴史がある」。今も他国から侵害されない抑止力として世界に防衛力、軍隊が存在する現実。「単に戦争や軍隊が悪いというだけでは済まない。それを考えてほしいんです」。男性は語った。

PM3:00

 境内で開かれていた民間主催の青年フォーラムで、海外などで戦没者遺骨収集を続ける学生主体のNPO法人「JYMA日本青年遺骨収集団」の女性が朗読した声明文に、こんな一節があった。

 「天皇陛下の靖国神社御親拝は、皇太子時代には5回行われたものの、ご即位後は行われていない」「総理大臣が靖国神社に堂々と参拝するようになり、天皇陛下の御親拝の道が開かれることこそ、我が国が独立した道義国家となる原点」

 この日、超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」や30代の小泉進次郎自民党筆頭副幹事長らは参拝したが、安倍晋三首相は自民党総裁として玉串料を納めたものの参拝はしなかった。純粋な戦没者慰霊がさまざまな“政治的配慮”でかなわないこともある、敗戦国の難しさが浮かんだ。

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