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平成最後の夏「鎮魂の8・15」靖国の1日を追った 「あの時代を知らなければ」と女子生徒も

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AM7:00

 本殿につながる「参集殿」の扉が開き、昇殿しての正式参拝が始まった。埼玉県川口市の元自衛官、千頭(ちかみ)正明さん(57)は「ただただ感謝と鎮魂の気持ち」と話す。15歳から56歳の定年まで陸上自衛隊に勤務。もちろん無事だったが海外派遣の同僚を見送ったこともある。「国を守る」という同じ立場にいた御霊を深く悼んだ。

 元海軍少尉、林良平さん(95)=東京都中央区=は杖をつきながら8時過ぎ、靖国に来た。「8月15日に、特攻隊で出撃する予定だったんです」。終戦の詔勅で出撃は中止された。当時20代。正直「ほっとした」が、同年代の多くの友が戦死した。「今後の若い人が自分のような体験をしないでよい時代が続いてほしい」。そう願った。

AM10:00

 境内の奥で「バサバサッ」と音が響いた。100羽の真っ白なハトが、御霊に感謝し平和を願う参拝者の「ありがとう」の声で放たれたのだ。毎年恒例の神社側主催の「『日本の声-英霊に感謝する集い』放鳩式」。神社では約300羽の白鳩を大事に飼育している。ハトは境内の空を何度も旋回した。

 「福島県」「広島県」などの旗を掲げた各地の遺族会が目立ち、混雑しはじめた。そばにある日本武道館(千代田区)で昼に行われる、全国戦没者追悼式への参列を前に訪れた人々だ。参拝者は次第に増えて列は神門の外まで延び、午前11時半には拝殿からおよそ150メートルに達した。

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