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【プロ野球通信】盛り上がる甲子園の陰で… 30歳の斎藤佑樹、正念場の夏

早実のエースとして2006年夏の甲子園を制した斎藤。汗をぬぐう姿から「ハンカチ王子」と呼ばれた
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 今年で100回目を迎えた全国高校野球選手権大会が熱戦を繰り広げる中、かつては早稲田実高のエースとして夏の甲子園を沸かせた日本ハムの斎藤佑樹投手(30)が今季、1軍で未勝利のままだ。盛り上がる甲子園の陰で、6月に30歳となった右腕が正念場を迎えている。

7年間で通算15勝

 2006年夏。12年前の甲子園の中心にいたのは、まぎれもなく斎藤だった。

 決勝戦で田中将大(現大リーグ、ヤンキース)を擁する駒大苫小牧との再試合の熱戦を制し、全国制覇を達成。ユニホームのポケットに入れたハンカチで汗をぬぐう姿も話題になった「ハンカチ王子」は、またたく間に国民的ヒーローになった。

 その後は早大を経て2011年、ドラフト1位で日本ハムに入団し、1年目に6勝。2年目には開幕戦で完投勝利を挙げ、「“持っている”のではなく、背負っています」とお立ち台で威勢良く語ったが、その年に右肩を損傷するなど試練が続いた。昨季までの7年間で通算15勝。プロでの成績にはどうしても物足りなさが残る。

 「テーマはシンプルに『結果を出す』こと」。今季の開幕前にそう話していた斎藤は、三冠王を獲得した松中信彦氏(ソフトバンク)らの個人トレーナーを務めてきたケビン山崎氏とともに、肉体強化に取り組んできた。今年1月に報道陣に公開した自主トレーニングの際には、最新鋭の器具を使って汗を流し、飛躍への手応えをにじませていた。

引退平均年齢は29・4歳

 しかし、入団から8年目を迎えた今季も、斎藤には厳しい現実が突きつけられている。

 今季初登板となった4月7日のロッテ戦(東京ドーム)では、8四死球と制球が定まらずに四回途中1失点で降板。2度目の登板となった6月12日の阪神戦(札幌ドーム)でも4回7失点と結果を残せなかった。

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