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【阿比留瑠比の極言御免】歴史の見方にももっと多様性を

レーリンク判事の日記の抜粋
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 日本を一方的に断罪した極東国際軍事裁判(東京裁判)をめぐっては、インドのパール判事が被告全員を無罪とする意見書を提出したことがよく知られるが、オランダのレーリンク判事も広田弘毅元首相や東郷茂徳元外相ら5人を無罪だと主張している。

 そのレーリンク氏が、日本滞在中に書いた日記や書簡の内容が明らかになったという三井美奈記者の記事が、15日付本紙朝刊に掲載されていた。詳細は元記事を参照してもらいたいが、こんなことを日記に記しているという。

 「日本の歴史や国際法の研究を進め、多数派の意見だからといって絞首刑を宣告すべきではないという考えに至った」

 いまだに東京裁判を単純かつ安易に正当化するような一部新聞や野党議員に、爪のあかを煎じて飲ませたいところである。ともあれ、日本滞在中のレーリンク氏と交流があり、その日本観に影響を与えたのが児童文学『ビルマの竪琴』の作者であるドイツ文学者、竹山道雄氏だった。

 竹山氏の著書『昭和の精神史』の中で、竹山氏がレーリンク氏に、昭和23年11月に出された東京裁判の判決の非合理性を訴える場面がある。レーリンク氏はこう答えている。

 「いまは人々が感情的になっているが、やがて冷静にかえったら、より正しく判断することができるようになるだろう」

 これは、次のパール氏の言葉と基本的に認識が通じている。

 「時が熱狂と偏見とをやわらげた暁には(中略)過去の賞罰の多くにそのところを変えることを要求するだろう」

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