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【iRONNA発】北朝鮮 中朝蜜月で変わる非核化ゲームの行方 重村智計氏

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 それによると、習主席は、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の体制維持は保証する。そのため、10年間に1千億ドル(約11兆円)の支援を実施する」と約束したとされる。裏にあるのは、日米が制裁を強化しても中国の「保証」があるため心配するなという意味。つまり、「瀬取り」密輸こそが支援の始まりだったのである。

 また、中朝首脳がすでに合意した「非核化」について、「確実に実現してほしい」と伝えた上で、「10年の時間をかけてもいい」と述べた。要するに、習主席が退任するまでに非核化すればいいという意向のようだ。

 さらに、中朝首脳は「トランプ大統領の2期目はない」との見通しで一致し、「あと2年半時間稼ぎすればいい」との判断を確認したという。金委員長は中国の巨額支援と体制保証で安心したのか、対米姿勢を変えたわけだ。

 北朝鮮の姿勢変化を受け、トランプ大統領は「非核化交渉に期限は設けない」と述べ、ポンペオ国務長官も「交渉には時間がかかる」と議会で証言した。これは、習主席の「非核化を急がなくていい」との発言を、米首脳が入手していた事実を示唆するものだ。

 そして習主席は、金委員長が9月の国連総会に出席し、世界に向けて演説すれば「制裁解除」の空気が生まれるとアドバイスした。その際に第2回米朝首脳会談を行うように勧め、米朝関係改善も支持したという。

 ◆「拉致問題は解決」

 中朝蜜月化と「非核化交渉」の停滞は、日朝関係と拉致問題解決にも影響を与えそうだ。北朝鮮が日朝関係改善を必要とするのは、1兆円とみられる経済協力資金が狙いだ。ところが、中国が毎年1兆円以上の支援をすると、日本の資金への期待が失われてしまう。

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