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【外交安保取材】イージス・アショア配備が本当に「平和に逆行」か 北朝鮮と同じ論法で非難する危うさ

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 緊張緩和の流れに逆行するからダメ-という論法の批判は、日本国内でも目立つ。

 朝日新聞は8月1日付の社説で、アショア導入は「ようやく芽生えた緊張緩和の流れに逆行」しているとし、費用対効果の面でも疑問があると指摘。東アジア情勢が「新たな局面」に入っているとして「その時(運用開始)になって、巨費を投じた陸上イージスが無用の長物になっていないか。今こそ、徹底的な議論が求められる」と主張した。

 半島をめぐる軍事的緊張が緩んだのは確かだ。しかし、北朝鮮は核弾頭や、日本を射程に収めた数百発の「ノドン」や「スカッドER」の廃棄を始めたわけではなく、日本への脅威は何一つ変わっていない。

 それどころか、北朝鮮は今も弾道ミサイルの能力向上を図っているとの見方が強い。米ミドルベリー国際大学院モントレー校の不拡散研究センターは7月、衛星写真に基づく分析結果を発表。北朝鮮が北東部・咸興で、中距離弾道ミサイル「北極星2」を含むミサイル部品の製造施設の拡張工事を進めているとした。

 北極星2はノドンのような液体燃料ではなく、より短い時間で発射準備が整う固体燃料式。射程は約2000キロとされ、日本向けだ。つまり北朝鮮は、日本を狙う弾道ミサイルの性能を、さらに実戦向けにブラッシュアップしている可能性が高いということだ。

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