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【衝撃事件の核心】作業員ら飲み込んだ黒煙…多摩建設現場火災 「火気厳禁」の場所など残る「なぜ?」

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【衝撃事件の核心】
作業員ら飲み込んだ黒煙…多摩建設現場火災 「火気厳禁」の場所など残る「なぜ?」

火災で激しく黒煙が上がる建設現場=7月26日午後、東京都多摩市唐木田(工事関係者提供) 火災で激しく黒煙が上がる建設現場=7月26日午後、東京都多摩市唐木田(工事関係者提供)

 ■残る疑問

 現場の地下3階の床下には、燃えやすいウレタンが広範囲に吹き付けられていたとみられる。なぜ「原則火気厳禁」の場所で、火花が出る作業をしたのか-。ゼネコン関係者や防火の専門家らはこの点に首をかしげる。

 ポイントとなるのは、作業の手順だ。安藤ハザマは「(火花の出る)溶断作業が終わったあとで、ウレタンを吹き付けるという手順も考えられた」と説明。なぜ火災リスクの高い作業手順をとったのか、工程短縮などの背景がなかったかなど、検証の必要がある。

 また、現場で実際にどのような防火対策がとられていたかも、今後の捜査の焦点となる。作業員らは床材の上にベニヤ板を敷き、防火シートで周囲を覆って作業していたとしているが、なぜその下のウレタンに引火したのか。詳細は明らかになっていない。

 警視庁は現場検証や工事関係者への事情聴取を進め、全容解明を急ぐ。

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