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【江藤詩文の世界鉄道旅】ベトナム鉄道(5)どこに停まるか不明…典型的な“非整列型”列車 東南アジアあるあるに改めて驚く

ビエンホア駅を出発するSE6号。ホームでは犬やバイクが列車と並走していた
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 時刻表ではSE6号は9時ちょうどにサイゴン駅を出発して、9時42分にビエンホア駅に到着する。この日9時18分にサイゴン駅を出発した列車は、10時17分にビエンホア駅に到着した。暑いホームで30分以上も待ちわびていた人々が、停車するのももどかしいように一斉に車内へとなだれ込む。

 世界に鉄道は、超少数派の整列乗車型とほとんどを占める非整列型に分類できるが、ベトナムは典型的な非整列型だ。そもそも整列乗車をするには、停車位置が正確でなくてはならない。列車がどこに停まるかわからなければ、整列乗車は不可能だ。

 それにしても降りる人が列になってさっさと降り、入れ替わって次は乗車する人が停まることなく乗り込む整列乗車とは、なんと時間のロスのない合理的なシステムなのか。新幹線などで見慣れてしまい、特に感動することもなく眺めていた光景を思い出す。

 ここでは乗り込む人と降りる人、それぞれの大半が大きな荷物を持っていて、車体はプラットフォームより高い位置にある。よじ登ったり、荷物が引っかかったり、またホームに後退したり、なかなかの混乱ぶりだ。こうしてひとつ駅に停車するたび、列車はどんどん遅れていく。

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