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【佐藤綾子のパフォーマンス講座(35)】元官房長官、野中広務氏の巻 死してなお人を走らす人が備える3つの条件とは

平成15年3月の野中広務氏
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 《パフォーマンス学の権威として知られる佐藤綾子氏が、「リーダーたちに学ぶ伝え方」として、各界の第一線で活躍するリーダーの所作を通じ、社内でのプレゼンテーションや営業トークといったビジネスの現場で役立つテクニックを伝授します。産経ニュースへの特別寄稿です》

 ■「毒饅頭(まんじゅう)」が流行語大賞に

 政治家でなくても、野中広務さんといえば、ほとんどの国民が「ああ、あの人だ」と顔を思い浮かべることができます。しかし有名になったのはそんなに昔のことではありません。平成13年に「陰の総理」と呼ばれながらも、細川護煕(もりひろ)元総理を退陣に追い込む流れや自公連立の基盤作りを着々と進めた人として有名です。一方で細川氏が体調を崩したときに細川氏を訪ねたのも人情に厚い野中氏でした。

 その後、野中さんの発言が流行語大賞に選ばれます。私が直接お会いしたのはそのころです。15年の流行語大賞「毒饅頭」。小泉純一郎元首相が郵政民営化を進めた当時、小泉氏はどこに言っても聴衆が黒山の人だかり。その中で敢然と民営化に反対したのが野中さんでした。小泉氏優勢と見るや、村岡兼造氏ら何人かの自民党議員は小泉氏支持へと引きずられたため、野中さんは「毒饅頭でも食らったんじゃないか」と発言したのです。以後、何かうまいことをいって信念を変えさせると「毒饅頭を食ったんだ」と一般の人も言いました。そんな言葉の命名も野中流のインパクトがあったのです。

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