PR

ニュース プレミアム

【北海道利尻島にヒグマ】(下)山麓から高地へ? 気になる動向、4日には「歴史的一日」が…

Messenger

 一方、地元住民の反応はやや異なる。北海道では人口200万人弱の札幌市でもクマの目撃情報がしょっちゅうあり、山にクマがいる前提のため、利尻島にクマが生息していなかったこと自体知らずに来る登山客も少なくない。

 宿を経営する岡本順治さん(65)はクマの上陸が判明した前日、足跡が見つかった付近の山に妻と山菜採りに行っていたという。

 「山菜採りも以後は控えた。ヒグマがいるとなるとタケノコもキノコも取りに行きづらい。早くいなくなってほしい」と話す。

 成田明美さん(60)は「クマが襲うという知識がないから、小学6年の息子は『独りぼっちのヒグマを確保して仲間のところに返してあげたらいいのに』と話している」という。

 こうした中、利尻島は間もなく「歴史的な一日」を迎える。8月4日、天皇、皇后両陛下が初めて利尻島を訪問されるのだ。「ご訪問前にヒグマをなんとかしたほうがよい」との声もあったが、このまま当日を迎えることになりそうだ。ご訪問を無事に終わらせるため、関係者は万端の準備を進めていることだろう。

 クマが出没するのは自然が豊かということでもあるのだが、人間とクマ、双方にとって不幸な“事故”に発展しないよう距離のとり方、適切な付き合い方が求められている。(札幌支局長 杉浦美香)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ