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街にあふれる「香害」で体調不良に 「誰もに起こり得る」化学物質過敏症に注意  

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 衣類の柔軟剤や制汗剤に含まれる香料が原因で体調不良を訴える人が増えている。NPO法人「日本消費者連盟」(東京都新宿区)によると、消臭剤を避けるために外出先のトイレを我慢したり、無臭の職場が見つからずに生活困窮に陥ったりする人も。街中にあふれる過剰な臭いの元を「香害」だとして、消費者の意識改革や規制を求める動きも出ている。(社会部 植木裕香子)

「目の前真っ白で意識遠のく」

 埼玉県に住む主婦(73)が最初の異変を自覚したのは約5年前の平成25年10月。隣家のキッチンの換気扇から自宅リビングに漂ってきた芳香剤の臭いをかいだ時に強くせき込んだ。

 以来、近所の洗濯物で使われた柔軟剤の臭いなどをかいだ際もせき込むようになった。ひどい時は5分以上もせきが止まらず、この主婦は「息苦しくて目の前が真っ白になって意識が遠くなることがある」などと訴える。

 外出する際は花粉対策用マスクに加え、放射性物質も遮断できるマスク、活性炭フィルターを重ねて着用。携帯用酸素も持ち歩いているが…。「病院へ通うために電車を使っているのに、その電車内で柔軟剤の香りなどに触れるリスクがある。通院もままならない時があり、本当に困る」と頭を抱えている。

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